１．相原模型製作所が企画・制作し、緑商会が発売元となった「鎧シリ－ズ」No.３ 伝 源義経奉納の鎧で、愛媛県の大三島にある大山祇神社が所蔵する国宝 「八艘飛びの鎧」です。義経四天王の一人 佐藤忠信が代参し、奉納したとの伝承があります。 ２．壇ノ浦の合戦で義経がこの鎧を着用し、海上で平氏の将兵が繰り出す槍、刀や次々と飛んでくる矢をかわしながら舟から舟へと華麗に飛び回るシーンはNHKの「大河ドラマ」等で幾度も描かれている源平合戦のハイライトシーンですが、その現物に「国宝館」で対面した時の感動・感激は今でも忘れることができません。 ３．鎧と胴丸の形状を兼備した特殊の形状であり、平安時代でも非常に珍しい鎧だそうです。相原模型製作所の他の鎧シリーズの中でも出色の鎧と思われ、部品ひとつひとつが時間をかけて丁寧に製作されたものと思われます。鮮やかな赤絲も若武者 義経にふさわしく、まさにこのシリ－ズの最高の「逸品」です。 ４．相川模型製作所の素晴らしさは、外箱の絵や図柄にも決して手を抜かず、それをプラモデルでできる限り忠実に再現しようとする姿勢だと思われ、外箱からもその情熱が伝わってきます。 ５．「鎧シリーズ」の中でもこの鎧だけは童友社に引き継がれることもなく、相原模型製作所の製作をもって終了し、再販されませんでした。このシリーズの「幻の鎧」であり、!オークションでもほとんど出品されたことがありません。私もやっと見つけて、最後まで競り合い、落札した金額は４５，までに跳ね上がっておりました。 この「八艘飛びの鎧」は、源 義経の戦いの人生を象徴するような鎧でもあるため、マニアは手放さないのだと思います。この鎧は、それだけの価値がある鎧と思っており、私の宝物です。 ６．NHK大河ドラマの「源 義経」を見て以来、鎧・兜が好きで、中学生の頃、組み立てたことがあります。退職後にもう一度組み立ててみようと思い、入手後、大切に保管してきましたが、本年度の「鎌倉殿の１３人」にも登場する源平時代の軍事的天才、そして悲劇の英雄でもある源 義経のファンの方にお譲りしようと思い、出品しました。 ７．出品のため、写真を撮影する必要があり、段ボール箱に入ったままの外箱を開けてみましたが、入手時より、外箱の一部に水濡れあと、側面に色落ちあと等、あるものの、プラモデル本体、組立説明書、解説書は良好な保存状況にあり、とても５５年前のものとは思えません。（※段ボール箱自身もプラモデル専用の押し入れの中に入れて保管していました。） ８．発送は、宅急便、もしくは、ゆうパック（おてがる版）でお願いします。