●江戸和本●奉讃十二光辨 随意庵維秀 泰山頭陀 寛政9年 ディスカウント 真宗

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奉讃十二光辨r【判型】大本3巻3冊。縦261粍。r【作者】随意庵維秀(イシュウ)作。r【年代等】寛政8年3月、泰山頭陀(タイザンズダ)序。寛政9年3月刊。[京都]菊屋源兵衛ほか板。r【備考】分類「真宗」。十二光を詠んだ「十二光讃」を詳しく解説した書。上巻には「阿弥陀仏ノコノカタハ」「智恵ノ光明ハカリナシ」「解脱ノ光輪キハモナシ」の3章、中巻は「光雲無碍如虚空」「清浄光明ナラビナシ」「仏光照耀最第一」「道光明朗超絶セリ」の4章、下巻は「慈光ハルカニカフラシメ」「無明ノ闇ヲ破スルユヘ」「光明テラシテタヘザレバ」「仏光測量ナキユヘンニ」「神光ノ離相ヲトカザレバ」「光明日月ニ勝過シテ」の6章に分けて記す。rなお「十二光」とは、阿弥陀仏の光明(仏の智慧の徳を示す)の徳を12種に分かって称讃したもの。また十二光仏ともいい『大経』に述べられている。(1)無量光:量ることのできない光、(2)無辺光:再現のない光、(3)無碍光:なにものにもさえぎられることのない光、(4)無対光:くらべるもののない光、(5)炎王光:最高の輝きをもつ光、(6)清浄光:衆生のむさぼりを除くきよらかな光、(7)歓喜光:衆生のいかりを除きよろこびを与える光、(8)智慧光:衆生のまどいを除き智慧を与える光、(9)不断光:常に照らす光、(10)難思光(ナンジコウ):おもいはかることができない光、(11)無称光:説きつくすことができず、言葉もおよばない光、(12)超日月光(チョウニチガッコウ):日月に超えすぐれた光。曇鸞大師は『讃阿弥陀仏偈』に十二光のひとつひとつを阿弥陀仏の徳にあてはめて讃嘆せられ、親鸞聖人も『浄土和讃』のはじめにこれを讃じてある。また親鸞聖人の『銘文』には、『首楞厳経(シュリョウゴンキョウ)』の十二如来と『大経』の十二光仏とは同じであり、十二光仏が一劫に一仏ずつ順次世に出現されるとある(WikiArc参照)。r★原装・題簽1冊(上巻)付き・状態概ね良好(小虫補修、表紙やや傷み)。稀書(全国に所蔵1カ所(国文学研究資料館DB))。【参考価格(出品時の相場):日本の古本屋で、16,200円(3冊合本・改装)】

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